<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
<< WADIA921+931の封印を解く | main | 帰ってきました >>
5月の夢
 まず最初に公言しておりました、RCAジャック保護キャップですが、試作は駄目でした。

メッキ前から良くなった部分は当然ありましたが、悪くなった部分も出てきました。

「なんでだろう?」とあれこれ細部を確認すると多くの問題点を発見。

そのようなものをお売りできません。

いただいた予約は利益をいただく手段ではなく、夢をかなえる応援なわけですから。

試作の段階で数十万円吹き飛んでしまいましたが、引き続き問題点(メッキ側ではなく金属側)を改善した試作をつくろうと思います。

当然に駄目だったら更にもう一回作ります。

さて今日のお題「5月の夢」ですが(6月になるかもしれませんが)

私が仲良くさせていただいておりますメーカー様にアナログのカートリッジメーカーSHELTERさまがおります。

代表の小澤さまは優れた能力を持ちながら物凄く謙虚な方で、このような方を前にすると「人間もっと謙虚にならなければ。」と思う次第です。

そんなことはどうでもいいとして(少しは努力します)。

SHELTER様のフラッグシップカートリッジにHarmonyと言う製品があります。

http://www.shelter-audio.co.jp/products.html

フレーム部分がオールカーボンファイバーのカートリッジです。

このフレーム部をCROSS POINT社から供給させていただいております。

まさしく剃刀の切れ味を持つほどの加工精度は小澤さんいわく「下位モデルのアルミボディの製品よりも優れている」そうです。

通常、CFRPは金属のような精度の高い加工は無理です。

繊維の太さ自体が5〜10μであり(プリプレグはもっと厚く何百μです)、また繊維である以上金属のような粘性を持ちませんから。

普通に考えれば、アルミよりも加工精度が優れてるなんてことはあるはずがないのです。

しかし写真を見ていただければ

「ウン、そうかもしれない。」と思っていただけると思います。

世の中にはカーボンファイバーのカートリッジは他にもあります。

しかしそれは「カーボンファイバーを使う」がゴールであり、カーボンファイバーの優れた特性を生かしたいというものではないと思います。

なぜかというなら、その製品達の加工精度です。

もしそれら(Hamony以外のカーボンファイバー製カートリッジ)と同じ精度で金属フレームが作られたら製作者は激怒するでしょう。

結局は「カートリッジのフレームにカーボンファイバーを使いましたよ。」と客寄せパンダ的な発想で出てるだけのように思うのです。

Harmonyは「ただただカーボンファイバーの優れた特性をカートリッジに生かしたい。」と高い志で作られた製品なのです。

発売からすでに5〜6年経ちますが根強いファンがいらっしゃるそうです。

そんな中私から小澤さんへ

「CROSS POINTの〜の技術使えませんかね?」と

何十年もこの業界にいらっしゃる大先輩、普通だったら大激怒です。

しかし小澤さんは「良いですよ、まずは1個だけ作ってみましょう。」と快い返事を

メッキは製作の都合上できませんが、内部においてCROSS POINT特注仕様をまずは1個だけ作っていただけることになりました。

結果が良ければ報告させていただきます。


ちなみに、私はまだアナログを実践しておりませんが、将来の夢に中嶋みゆきの「つめたい別れ」の12インチ版を良い音で鳴らすと言うのがあります。

使用したいプレーヤーはノッティンガムとも決まっております。

そのようなわけでの5月の夢、将来の夢なわけです。