<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 4KTV導入決定 | main | 昔感じた感動 >>
ROTEL RB-1582MK2 モデファイ


マルチチャンネルを愛するお客様Aさまから

「安くて良いパワーアンプはないでしょうか?」と言う問い合わせがありました。

リヤチャンネル用のアンプが壊れてしまったからです。

マルチチャンネルの重要性を理解してるからこそ、パフォーマンスの低いパワーアンプをリヤチャンネルには使えない。

しかしリヤチャンネルにフロントチャンネルと同じ投資はできない。

そのような中での問い合わせです。

なかなかないんですよね、安くて良いパワーアンプって

昔はレッドローズミュージック社のMODEL150なんてすばらしいパワーアンプがありましたが、今は絶滅に等しです。

「ないですね」と答えようと思っていたのですが、最近聴いたなかなかのパワーアンプを思い出しました。

それはROTEL RB-1582MK2(日本仕様はシルバーです)

http://www.rotel.com/NA/products/ProductDetails.htm?Id=514

「どんな音?」と聞かれたら

「う〜ん」なんて悩むことなく

「CLASSEみたいな音」と言うでしょう。

もう製品を梱包する箱の時点でCLASSEそっくりです。

天板を開け中を見てもCLASSEそっくりです。

やはりB&W繋がりという事でしょうか。

さてその音ですが、店のシステムでセッティングしHP581(WADIA581モデファイ仕様)のデジタルボリュームを用い聴きますと。

う〜んやはりCLASSEです。

重心が低く、ボリュムー感があり、シルキータッチなしなやかな音です。

音の消え際が地味ですが、その地味さが逆に好感が持てます。

安心して身を任せられる音です。

音楽的教養があるこの音を聴いて「国産」と思われる人がどれだけいるでしょうか?(ROTELは日本のメーカーです)

ノーマルでもなかなかです。

しかしお客様の要望にお応えしモデファイです。

モデファイ内容は

・CNT複合銀メッキ(メッキ厚100μ)FUSEの採用

・CNT複合銀(メッキ厚160μ)IECインレットの採用

・ファストン端子とワイヤー部に低抵抗合金化技術EN処理の採用

です。

その音ですが、上の音に、「塊感」と「陰影」が加わりました。

ここ最近私が良く言う言葉ですが

「ボリューム感」と「塊感」の両立です。

ボリューム感なんて出そうと思えば簡単に出せます。

音に付帯音をつければボリューム感が出るからです。

しかしその付帯音は「ノイズ」なのです。

そしてノイズを伴った音には情報=情報密度=塊感が出ないのです。

その一方で「徹底してノイズを消すとボリューム感が出ない」という壁にも必ずぶち当たるのです。

その壁を上のモデファイは簡単に打ち破ります。

音場から消え去ったノイズの代わりに情報がその音場を埋めるのです。

ふっくらしたボリューム感

そしてギュギュギュッと詰まった塊感

まさしく両立しています。

「陰影」はそれにつながってきます。

陰影とはノイズの少ない静かな背景をもった音楽にしか生まれません。

陰影を伴った音楽を聴くなら、白いキャンバスに音楽が描かれるのは間違いであり、暗黒の空間に色彩が浮かぶように音楽が描かれる事が正解だと言う事に気づきます。

シルキータッチな音というと聞こえはいいですが、残念ながらそのしなやかさにはノイズが大きく寄与しそこには陰影が生まれない。

このモデファイはこの問題も解決しています。

SN感の向上と情報量の増加により陰影を伴いながらシルクの様なしなやかさを描いていると思います。

ここに書いた二つの重要なキーワードについてどれだけの方が理解できてるかは別として、きっと分かる人なら分かっていただけるはずです。

ROTEL RB-1582MK2の素性が良いからこそ、モデファイの効果がはっきりとあらわれました。

サラウンドの重要性を理解する自分が言うには矛盾があるかもしれませんが、ROTEL RB-1582MK2モデファイ仕様、これはもうリヤチャンネルパワーアンプにはもったいない。

フロント2ch再生する表舞台に出て、海外高級2chパワーアンプと堂々と戦えるパワーアンプのように思います。

優れたパワーアンプを発見し、優れた提案を発見できました。