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聴くことなく注文してしまったDAC
 
徳大寺有恒さんがお亡くなりになられ、10日後、前澤義雄さんがお亡くなりになられ、

「ベストカーはこれからいったいどうなるんだ?いや『本当は死んではいなかった!』という落ちにならないものかな〜」

定期補修工事に入った座間の自宅マンション窓から冬雨を確認し、26日発売のベストカーを購入すべくセブンイレブンに向かう。

表紙には残念ながら

「追悼特集 37年間お世話になりました『ありがとう徳さん』」

との見出し

「う〜ん前澤さんの名前はないのかな?26日発売の雑誌で校正はすでに18日時点では終わってしまってるのかもしれないけれど、少しは潜り込ませること可能だよな〜」と思い目次を読むと

「『デザイン水かけ論』は筆者の都合で休載いたします」のみ、ヤッパシ。


AXISSから近日途方もないハイコストパフォーマンスDACが発売されます。

ブランド名は「EXOGAL」

製品名は「Comet Computer DAC」略して「コメットさん」

http://www.axiss.co.jp/brand/exogal/exogal/

ウルトラマンタロー世代(※)ならついてこれると思いますが、果たしてどれだけの人がついてこられるのかは未知数です。

が、やはり コメットさん

このコメットさん、インターナショナルオーディオショーの遥前から「こんなのやるんだよ。」とT橋さんからは詳細をもらっていました(内部写真も含めて)。

ブランドのチーフ・テクノロジー・オフィサーは、ジム・キニー

WDAIAの黄金時代を築き、DOLPHINのお客様には絶対忘れられないSACD/CDプレーヤーCLASSE ΩSACDのデジタル段を担当した方と説明すれば多くの方は分かるでしょうか。


人間モノに恵まれてると、目が泳ぎ、耳が泳ぎ、本物を見落とす事がよくあるものです。

多くの優れたCDトランスポートの中からひときわいい音を放つGOLDMUND MIMESIS36を見落としてしまったり

多くのすぐれたDACの中でひときわいい音を放つWADIA〜を見落としてしまったり。

私もその一人です。

「こんなすごかったか?」と最近再認識させられたWADIA 27iX Ver.3

当然に優れたDACだと思っていたから過去にそこそこの数を販売しているけれど、今セット価格1000万クラスのデジタルプレーヤー、DAC単体で500万円クラスのDACを聴いても何も感じない中、WADIA 27iX Ver.3には心をわしづかみにされてしまいました。

自分が気に入った製品は手を加えてしまい、市販のノーマル製品には何も魅力を感じなくなってしまっている自分が「あ〜いいな〜」と感銘すら受けてしまった。

私はアナログはやらないけれど、自分が目指す音の方向性はノッティンガムと同じ方向性

別にノッティンガムを意識して音決めしてるわけではないけれど、自分が目指す音の方向性がノッティンガムと同じ方向性だという事をその音を聴いて思った次第。

その心は、

音の塊感とボリューム感が絶妙

真っ暗な背景に描かれる音楽表現が絶妙

これに尽きると思うのです。

今現在存在する多くのと言うかすべてのデジタルプレーヤーはそれが出来ていない。

音の塊感とボリューム感

塊感あるプレーヤーはそれこそストイックでエネルギーに満ち溢れた音楽再現ができず、

ボリューム感あるプレーヤーは「ギュッ」と詰まった塊感が音がない骨粗鬆症な音。

つまりアナログプレーヤーに比べるなら比べるなら薄くて薄くて聴いていられない。

またSNが優れてるにもかかわらず、エネルギーバランスが高域にシフトしてしまっているために、再生される背景が暗黒ではなく白いキャンバスになってしまっている。

「デジタルとアナログは違うんだから。二つが同じ音である必要はないし、違うからこそお互いに魅力があるのでしょ。」

どっかのエッセイストが言いそうなセリフを自信満々に言う店員にユーザー

「へ〜そうなんだ」と言わずにいれない自分は常にアナログプレーヤーを意識してデジタルプレーヤーをモデファイしています。

そして「時にはアナログよりもアナログ臭い音」と言う評価を何人かの(アナログ・デジタルを同時並行される)お客様から得ています。

久しぶりに聴いたWADIA27iX Ver.3は

塊感のある音だな〜

ボリューム感ある音だな〜

ホットな音だな〜

見た目からイメージする通り暗黒から音を出す貴重なDACだな〜

と感じたわけです。

AXISSに言わせるなら「古い音」なのかもしれないけれど、それは今まで組んだトランスポートが悪かった。

やはりWADIAはVRDSとの組み合わせでは輝けない。

純正のVRDSとの組み合わせでは暗黒から音が出るという部分は良いけれど、タイトな塊感だけで、ホットではなくクールな音だから。

ただ、相性のいいトランスポートと組み合わせるなら濃厚でホットなアナログライクな音を出してしまうわけです。

自身のオーディオ的な感性が固まりつつある中で、再評価し感銘を受けたWADIA27iX Ver.3について書いてみました。


前置きが長くなりましたが、ジム・キニーはそのようなDACを作ったエンジニアです。

その方がオールMADE IN USA体制で製品開発を行い(アッセンブルだけでなくすべての製作をMADE IN USA)、なおかつそのDACはアルミ削りだし。

さぞや高いDACかと思いきや定価は280000円(税別)

「へっ?一桁違うでしょ?」

今のご時世オールMADE IN CHAINAでも100万オーバーの製品がある中で、くどいようですがオールMADE IN USAで、アルミ削りだしで、ジム・キニーの製品が28万円(税別)

更には

「それが音が素晴らしんだよ」とAXISSの方々が言い(これは珍しい事ではないが)、

私の「過去の名器WADIA25との比較ではどうなのよ。」との質問に対し、いつもは「そんなの比較してみないと分からないよ」と言うドライなというか愛社精神がないT橋さんが「間違いなく25よりは上だよ。」と

「ここまで言われたら?いやここまで言われなくても導入するしかないでしょ」という事で発売前から注文していました。

「再生中に『プチッ』って言うバグがなかなか消えないんだ。アメリカでは発売されてしまってるみたいだけどね。日本ではそうはいかないからそのバグを潰してからだね。」と数カ月の月日がたち、

11月25日にM社長から頂いたメールでは

「ご注文ありがとうございます。最新のfirmwareが到着して全ての問題はクリアーされましたので、一両日中に出荷になると思います。」

う〜ん、もう商品が届いてもいいのですが。

届いたらまた報告させて頂きます。


※AXISS T橋氏から「九重佑三子主演の初代コメットさんを知っててもタローを知らない人がいる。」とのご指摘。
大場久美子さん主演の2代目コメットさんをお考えください。