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KRELL Duo300/HP


「オーディオにはキリがない」かもしれないけれど

ただ、それは電気的特性だけの話で、いい音は昔の製品に多くあったりします。

最新のE社やD社のトランスポートを持たれてる方が、GOLDMUNDのMIMESIS36やマークレビンソンのNO.31Lを聴き

「なんなんだこれは!なんで昔のほうがこんないい音がするんだ。」

という話は去年、今年私の身の回りで普通に起きた話です。

その意味では「いい音」というのにはキリがあるのかもしれません。

そのいい音のキリを確認した人がいるかどうかは別として、「いい音にキリはない。」と悲観する必要もないと思います。

ラインナップ中最高モデルでなくても、その音があまりにもよく「これがキリの音じゃないか?」と思えればそれでいいのではないかと(あくまで高いレベルでの話ですよ)。

そんな中私自身も「この製品もそのような価値を見出してもらえるのではないか?」という製品をここで紹介します。

このブログ上で何度も紹介してきましたKRELL Duo300

http://blog.zama-dolphin.jp/?eid=722

のモデファイ仕様Duo300/HPです。

それは冷静に考えればDuo300よりもSolo575の方が上でしょう。

そりゃ〜潜在能力で言ったら私が最も信頼するパワーアンプAYRE MX-R TwentyのほうがDuo300より上でしょう。

しかしモデファイされたDuo300/HPを聴いてしまうなら、オーディオの序列、格の壁を越えてしまい、奏でる音はこれらを軽く凌駕してるように思えてしまうのです。

「Solo575やMX-R Twentyに手を加えたら?」

そんな野暮なことは聞きなさんな、Duo300/HPはこの価格で「キリの仲間に入れてあげてもいいんじゃない?」という魅力的音楽を奏でてくれるのだから。

http://blog.zama-dolphin.jp/?eid=657

でのDuo300とSolo575との比較。

Solo575に比べるなら、音は中央に集まってしまい、尚且つ音も薄味で重心も高め。

ここには越えられない壁、「所詮Duo300はSolo575の弟機」となってしまうのですが、Duo300/HPからはそのような悲観的な音は微塵も感じられません。

575に比べるなら上ずって聴こえたその音は、575ですら上ずって聴こえるのではないかというような盤石な低域再現を持ち、

575に比べるなら狭く感じた左右の広がりもステレオ機にもかかわらず同等に感じ、

何よりも575よりも濃厚でかつ繊細に感じてしまう。

「Solo575よりも良い!」なんて狭い評価ではなく、上述べたように「この音をキリの仲間に入れてあげてもいいんじゃない?」と思うのです。

オーディオ製品が金属でできてることを忘れ、木工芸術を思わせる柔らかさ・温かさ、羊羹を思わせる濃厚さ・甘味さ、そのような価値基準で音楽を評価したくなる製品なのです。



先にインプレッションから入りましたが、

Duo300/HPのモデファイ内容は下記のとおりです。

・IECインレットブレードに160μメッキ厚CNT複合銀メッキ処理

・IECインレットとワイヤーを繋ぐワイヤーのファストン端子を排しEN処理を用いた半田接続に変更

・(IECインレットからくる)スイッチ部のファストン端子は100μ厚CNT複合銀メッキ処理を施し単なる圧着から圧着後の半田処理(EN処理)に変更

・FUSEにはCROSS POINT XP-FS Flareの採用

です。

きわめてシンプルですが王道のモデファイです。

Duo300の素性の良さが、このモデファイによって「これがキリでもいいじゃないか。」と思わせてくれる。

流行り廃りで何年後かには消え去り忘れ去られるような音ではなく、普遍性を持ったような音。

それがキリの音ではないかと思うわけです。


Duo300/HP  1,620,000円(税込)