初めてのMX-R Twentyのモデファイという事でブログに書かせていただきましたが
http://blog.zama-dolphin.jp/?eid=760
完成し、お客さまに送らせていただきました。
モデファイ前はDuo300/HPに大敗北のMX-R Twentyだったのですが、やはり大物です。
威圧的潜在能力が花開きました。
当初はDuo300/HPに対し陰影感とチャンネルセパレーションでは優っていたものの、そのほか全てが劣っていたように思います。
それがモデファイにより・・・・
・ダークサイドを思わせるほどの威圧的陰影表現がさらに増したと思います。
モデファイ前は陰影豊かなMX-R Twentyに対し、Duo300/HPはそれ比べれば陰影表現で劣るもののセピア的、飴色的な魅力を持っていました。
しかしMX-R Twenty/HLPを聴いてしまうと、Duo300/HPは妙に陽性な音に聴こえてしまうのです。
・情報量が圧倒的に増しました。
Duo300/HPのうごめく様な高い情報密度を前にノーマルのMX-R Twentyはクリアさだけが際立ち、「クリアな空間が寂しいな。」と言う感じでした。
しかしMX-R Twenty/HLPを聴いてしまうと、Duo300/HPは濃厚な羊羹のあとの麩菓子を思わせるほどの情報密度の差を感じてしまいます。
音場、音像ともに濃〜い
・低域の再現力、音の幅・厚みの表現が圧倒的です。
Duo300/HPに比べ(低域に劣り)音が軽くて幅と厚みがないMX-R Twentyでした。
しかしMX-R Twenty/HLPを聴いてしまうと、Duo300/HPが空中にぽっかり浮かぶ蜃気楼的華奢な音に感じてしまうのです。
・陰影はあってもクールな音が、音楽の持つ温度感を熱々と伝えるウォームなサウンドを奏でるようになりました。
これは上で書いた「情報量が圧倒的に増しました。」から繋がることです。
陰影がある音とは、「SN感が高い=音数が少なくクリアさだけが際立つ=肌寒い音」となるのですが、空間を埋め尽くす濃い音場、濃い音像表現により音楽の持つ温度感を人の体温を伝えられるようになったのです。
ホットなクレルDuo300を上回るさらにホットなDuo300/HPを上回る音楽の持つ温度を伝えることができるようになったのではないでしょうか。
・空間がはるかに大きく、そしてレンジも広い
正直、空間の広さに関しましてはノーマルの時点でもDuo300/HPに優っていたMX-R Twentyでした。
しかし描かれる音場がさらに大きくなっています。
低域〜高域まで再現されるレンジが格段に増しています。
普通、空間が大きくなり、レンジも拡大すると引き延ばされた分音は薄く薄く感じるものですが、安心してください!
上に書いたように濃い、濃い、濃い
MX-R Twenty/HLPは以上のようにまとまりました。
正直、「威圧的陰影」以外は面影がありません。
当然にノーマルの状態からこのようになることは、過去のMX-Rのモデファイから予想していましたが、普通の方が聴くなら「全然面影がないだろ!」と言われるかもしれません。
製品を受け取りましたお客様からは
「なんだったんだ?今までのMX-R Twentyは??オリジナルに比べたらHLP仕様はまるっきりの別物」
「オーディオ再生で悩んでいた部分が全て解決してしまったよ。」
とまでのお言葉をいただきました。
「オーディオ再生で悩んでいた部分が全て解決してしまったよ。」に関してはお客様のそれまでの積み重ねがあってこそですが、MX-R Twenty/HLPにはそれほどまでの製品だと、己惚れながら言わせていただきます。